日本認定心理士会の使命
日本認定心理士会会長
早稲田大学教授
織田正美
日本認定心理士会は、2001年4月に設立されて以来、約5年(2006年8月現在)を迎える。この間、会員数も徐々に増え、現在は2000人を超えている。
ニューズレターの発行(年3回)、研修会の開催、(全国5地区支部において毎年各1〜2回)、また理事会(年3〜4回)、評議員会(年1回)、全国大会(年1回)を開催している。最高議決機関は「評議員会」である。2002年1月には、会則が正式に制定され、今日に至っている。
この会の目的は、社団法人日本心理学会が認定する認定心理士の資格を取得された方々のアフターサービス、アフターケアにあり、認定心理士の方々の要望を実現すること、大学で習得された心理学の基本科目(基礎から応用まで)を今一度再学習していただき、最新の心理学を研修会等を通して、研鑽してもらうことにある。
認定心理士の方々にアンケートを行って(2004年7月)要望を伺ったところ、「社会的地位の向上、資格が社会的に認知されること」、「講習会や研修会を全国各地で開いてほしい」、「会員相互の交流の場、ネットワークの形成」、「認定心理士の職場開拓」などが上位にあげられた。
また、"日本心理学会"に期待することとして第一位にあげられたことは「心理職の国資格制度の制定に努力してほしいこと」である。このことは、社会の現場で働いている、いわゆる心理職にたずさわっている人たちにとっては、きわめて重要かつ切実な問題である。
御存知のように昨年(2005年7月)に、いわゆる「2資格1法案」(医療心理士と臨床心理士の2つ資格を国資格にする法案)が議員立法によって国会に上程寸前で流れてしまい、目下ペンディングの状態となっている。日本心理学会としても、他の関連諸団体と協力しつつ、この問題に真摯に対処しなければならないと考えている。
認定心理士のひとりひとりの方々の様々な要望を実現するように執行部としても着実に努力をしていきたいと考えている。 |